行っちゃったの続き

気を取り直して、朝食の準備。
階下に下りていくと、タタタッと 走ってくる。
心は、ぐしゅん・・ でも、悟られるのも悔しいし、
キッチンに立って、お湯を沸かす。
漬物を並べて・・・お汁を盛って。

足元から てっぺいが はなれなあ〜〜〜いい !!やったあ!

準備を終えて、脱衣室へ向かっても 着いてくる。
夫が、出かける準備をしていると、彼から離れない。っと
また、朝食を食べている間、私の足元をうろうろして、
着いてきてくれる。

思わず、キッチンの裏で、座り込む。
てっぺいが待ってました!と膝の上に飛び乗ってきて、うずくまる。
見上げて、ぺろっと挨拶つき。
「元気出してね。僕、ままのこどもだから・・」って励ましてくれたみたい。

その姿に 夫が こそっと、
「2階でのお母さんの話をまるで 聞いていたようだね。」
落ち込んでいた私の膝でうずくまるてっぺいに 笑顔を落として、
彼も、安心したかのように仕事に出かけました。

ぐしゅん、ぐしゅん、
今度は、ウレシ涙です。